タイボーイのナンパを手伝わされた
旅行者の遊び場といえば、自然と外国人が客の中心になる店になってしまいがちだが、やはり地元の若者が集まる遊 び場にも身を置いてみたい。ラチャダー・ソイ4周辺には、タイの若者で賑わうライブハウスなどが密集している。週末の深夜は渋滞も激しい。今 回はハリウッド・アワーズを覗いてみることにした。(ラチャダーソイ・8))
こういった場所に一人で出向いても寂しいので、まずは連れ合いを探すことに。水商売の子たちはじつによく遊び場 を知っている。彼女たちにいろいろな場所に連れて行ってもらい、生のタイを体験するのも私の楽しみの一つなので す。
所詮、旅行者が自力で楽しめる場所は限られてるわけですし。特に深夜1時を回ると、営業時間規制のおかげで閉店す る店も多く、彼女たち「夜遊び案内人」は必要なのです。結局、ナナのバービアで見つけた女の子に同伴を願うこと になった。
タクシーでエリア付近へ乗り付けると、週末というせいもあって、若者たちでごったがえしていた。私はこのワクワ ク感がとてつもなく好きなのです。
入場料は2人でナンと800バーツ。ドリンク2杯ずつ込みなのでそう高くはないのですが、入店の時点で800バーツとは 、その後の財布の中身が減るスピードに不安を抱きつつ中に入る。
店内は外国人の姿もそれなりにあるものの、地元の若者が中心という感じ。ステージではちょうどライブの真っ最中 で、大いに盛り上がっている。
彼らにとって、1人400バーツという入場料はかなり高価に違いない。どうやって捻出しできているのかは不明だが、 それだけの価値はあるのだろう。それとも外国人だけ特別高いのだろうか?同伴の子が一瞬ビックリしていたところ を見るとそうなのかもしれない。普段、友達同士で来るときはもっと安いのかも。
正面の大きなステージに加えて、場内を一周するように、ひと2人が踊れるほどの小さなお立ち台がたくさんあり、 お揃いの衣装に身を包んだダンサーたちが踊っている。彼女らの容姿のレベルもなかなかよろしい。「ここは当たり だ」と私も上機嫌で周りに溶け込む。
私たちの隣のテーブルにはタイの青年が2人。後ろのテーブルには女の子の2人組み。彼らのうちの1人が女の子に お近づきになりたいらしい。ところがその青年、お世辞にもカッコイイとは言えない「ブ男」で、撃沈されるのは時 間の問題だった。
彼と何度か目が合い、少し言葉を交わして仲良くなると「あの子と話がしたい」と後ろのテーブルの子に目をやった 。最初から私にヘルプを求めてきたのだ。「オレに言うな!」と言いたかったが、可哀相なので仲介をしてやること にした。
彼女に私が話しかけると反応は悪くない。しかし、本題に入り、彼の話を始めると、彼をチラリとも見ずに完全拒否 。どうやら私たちが来る前に、既にアプローチがあったらしい。
私の連れの子も一緒になって説得したが、結局、社交辞令で彼と乾杯を交わしただけで終わった。我々は彼女らと打 ち解けて一緒に踊ったが、となりから突き刺さる彼の鋭い視線は最後まで続いた。
帰り際、「ありがとう!」と握手を求めてくる彼だった。
若者よ!くじけずに青春を謳歌してくれ!
今日もどこかで振られる彼の姿が、寸分狂わずに想像できるのです(笑)
